フラッシュ (Flash) とは、いかに多くの人と同じ発想ができるかを競う、ドイツ生まれの連想ゲームです。「あるお題」に対し連想される言葉を8つ書き、各回答ごとに「同じ答えを書いた人数分」だけ点数になります。ただし、重複回答や、自分しか書いていない回答は0点になります。また、お題そのものを回答としてもいけません。
例えば「夏」というお題があったとします。ここで、
連想ゲーム自体はあちこちで行われていると思いますが、フラッシュ最大の特徴は「完全一致を基本とする」ことでしょう。例えば「ミルク」と「牛乳」は、モノとしては同じですが、言葉が違うので別々に集計されます。(どれとどれを同じとするかの具体例は、第3章を参照。)
(*) 辻。さん主催の「こんなところでミニフラッシュ」は、毎回1つのお題で争われます。
基本的に、4つの大きな回答傾向があります。
(1) お題が「野球」ならば野球用語のように、お題に関連する語を書く。(これが基本)
例:野球 → ピッチャー、松井秀喜
(2) お題を含む (or お題に含まれる) 語を書く。
例:野球 → 高校野球、球
(3) お題と同列の言葉や、それと似たジャンルの語を書く。
例:野球 → スポーツ、サッカー
(4) その他?
どれを中心に攻めるかは、お題や参加者層に依って異なるでしょう。例えば「夏」というお題であれば、「春」「秋」「冬」の3つを答えることは基本的です。ゲームにたくさん参加することで、カンを養っていってください。(^^ゞ
以下、紛らわしい回答を区別する基準を記してみます。(あくまで1つの例です。細かい規則は、主催者の判断に依ることが多いのでご注意を。)
あ.「茶」「お茶」
美化語の「お」「ご」がある語とない語は、基本的に同一回答とします。(「受験」「お受験」のように、ニュアンスが異なる語でも同一回答とします。)
い.「Miki」「Miki さん」
敬称の「さん」などがある語とない語は、基本的に同一回答とします。
う.(全角)「A」(半角)「A」
英数字の全角・半角は、同一回答とします。
え.(大文字)「A」(小文字)「a」
英数字の大文字・小文字は、基本的に同一回答とします。
お.「エフエム」「FM」
「エフエム」は「FM」の読みと考えるのが普通のため、同一回答とします。(「FM」は普通「エフエム」としか読めない。)
か.「テレビ」「TV」
「TV」は「ティーヴィー」とも読めるため、これらは別回答とすることが多いようです。
き.「ドッグ」「dog」
「ドッグ」は「dog」の読みと考えるのが普通のため、同一回答とします。
く.「ラジオ」「radio」
「radio」は「レイディオ」とも読めるため、これらは別回答とすることが多いようです。
け.「グラウンド」「グランド」
読みは異なりますが、もともと「ground」を語源とする語であり、日本語にない二重母音の違いくらいであれば同一回答としても良いと思います。
こ.「ヴィクトリー」「ビクトリー」
け と同様に、同一回答とします。
さ.「すすきの」「ススキノ」「薄野」
(紛らわしい同音異義語がないとき) 同じ読み方をする漢字・ひらがな・カタカナの回答は、同一回答とします。
し.「対象」「対称」「対照」
これらは意味が異なるので、基本的に別回答とします。
す.「鱚」「キス」「Kiss」
難しい例ですが、3つ一緒にするわけにはいかない上、2つ+1つに分けるのも難しい場合は、すべて別回答と見なす場合があります。(ただし、お題が「魚」であり明らかに「Kiss」はありえないという場合は、適当に同一回答と見なすことがあります。)
せ.「一万円」「壱萬円」
旧字体などは、意味が大きく異なる場合を除き同一回答とします。
○ Torolic World −「Online Flash」
○ 辻。部屋 −「こんなところでミニフラッシュ!」