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国チャレ 第38回

("00年9月5日 出題 / アクセス数 152)

A.古語の中には、形は似ているが、現代語と意味の異なるものが多くある。下の対応表の空欄にあてはまる適語を、あとの選択肢から選んで入れよ。

番号古語古語での主な意味現代語での意味
 をかし おもむきがある こっけいだ
(1)  申し上げる 耳に入る
(2)  あきれるほどだ いやしい
(3)  興ざめだ、ひどい ものすごい
(4)  そのまま、直ちに しばらくして

 [ あさまし、おとなし、きこゆ、くちをし、すさまじ、むつかし、やがて ]


B.次の文章は、清少納言の「枕草子」から「春はあけぼの」の一部を示したものである。この中にある [   ] 内の口語訳として適切なものを、それぞれの選択肢から1つずつ選べ。

  夏は夜。月のころは (5) [ さらなり ]。闇も (6) [ なほ ]、蛍の多く飛びちがひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨などが降るもをかし。

  冬はつとめて。雪の降りたるはいふべきにもあらず。霜のいと白きも、またさらでも、いと寒きに火など急ぎおこして、炭もて渡るも、いと (7) [ つきづきし ]。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も白き灰がちになりてわろし。

(5) 「さらなり」
 ア.いうまでもない   イ.新鮮に感じられる
 ウ.そうとは限らない  エ.ひとりぼっちである

(6) 「なほ」
 ア.その上  イ.やはり
 ウ.本当に  エ.ちなみに

(7) 「つきづきし」
 ア.さりげない  イ.かわいらしい
 ウ.ふさわしい  エ.わざとらしい


 ※ ヒントになるかどうかはわかりませんが、Bの口語訳を紹介しておきます。(  ) 内の言葉は、省略されているものを補ったものです。

  夏は夜に限る。月の (出る) 頃は ( 5 )。闇も ( 6 )、蛍の多く飛び乱れているのは趣がある。また、ただ一つ二つなどと、かすかに光っているのも趣がある。また、雨などが降るのも趣がある。
  冬は早朝に限る。雪の降った朝は言うまでもない。霜のとても白い朝も、またそうでなくても、とても寒い朝に火などを急ぎ起こして、炭火を持って (廊下を) 渡るのも、とても冬の朝に ( 7 )。昼になって、暖かく (寒気が) だんだんゆるんでいくと、火鉢の火も白い灰ばかりになってよくない。


解 答

番号解 答配点平均点
 きこゆ各10100%
 あさまし91%
 すさまじ95%
 やがて100%
 ア各20100%
 イ52%
 ウ91%
合 計10087.3

 ※ (6) の「なほ」でこけている方が多かったです。(ア の誤答が多数。) あと、意外にAの現代語訳の部分で迷ったという方もいらしたようです。余計なことを書かずに、古語での意味だけを問うた方が良かったでしょうかね。(^^ゞ


成績優秀者

順位ハンドル得点到着時間
 溝部 光洋 さん100 9/ 5, 23:17.14
 LION さん100 9/ 5, 23:17.22
 Hamayan さん100 9/ 5, 23:17.40
 CRYING DOLPHIN さん100 9/ 5, 23:25
 NONKO さん100 9/ 5, 23:32
 bobsan さん100 9/ 6, 01:12
 森 正治 さん100 9/ 6, 06:21
 まゆどん さん100 9/ 6, 16:00
 L.O.N さん100 9/ 7, 00:29
10 もりりゅう さん100 9/ 7, 12:06
11 とらいしくる さん100 9/ 8, 18:53
12 ham帽 さん100 9/ 8, 19:45
13 みき ひろひと さん80 9/ 5, 23:13.02
14 永弘 世ノ介 さん80 9/ 5, 23:16.20
15 千枝 有竹 さん80 9/ 5, 23:24
16 BossF さん80 9/ 5, 23:29
17 まっちゃまん さん80 9/ 6, 16:57
18 きょえぴ さん80 9/ 7, 01:15
19 Maybe さん80 9/ 7, 23:27
20 高松 洋 さん80 9/ 7, 23:52
21 かわらばん さん80 9/ 8, 22:36
22 ほそたに さん60 9/ 5, 23:33

おめでとうございます! (到着メール 23通: 9/ 11, 23:11 確定)


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Author: Mikitty
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